自閉スペクトラム症児童のためのコミュニケーション・トレーニング(参加者募集中)

関西学院大学 有光研究室では,小中学校に通っている自閉スペクトラム症のお子さんを対象に,コミュニケーション・トレーニングを実施します。

コミュニケーション・トレーニングって何??

自閉スペクトラム症の子どもたちが特に苦手なのが,人とコミュニケーションを取ることです。

上手に自分の気持ちを伝えたり,相手の気持ちを理解したり,難しい状況で自己主張したり・・

コミュニケーションは,大人でも難しく感じることがありますが,自閉スペクトラム症のお子さんは苦手意識から消極的になって,孤独感を覚えています。

私たちは,そうしたお子さんに少しでも友だちと仲良くなってもらえるように,コミュニケーションのトレーニング方法を研究しています。現在,会話と友だちづくりに関わるスキルについて,親子でトレーニングを行っていますので,ご関心のある方は,是非ご一報下さい。

私たちとトレーニングをして、お友だちをたくさん増やしましょう!!

コミュニケーション・トレーニングの流れ

心理教育・・・・・練習するスキルの大切さを説明します。
    ↓      
モデリング・・・・練習するスキルをスタッフがモデル(手本)として、示します。           
    ↓     
ロールプレイ・・・モデリングで示した適切な行動を、繰り返し練習します。保護者の方は観察します。
    ↓
フィードバック・・ロールプレイで行った行動がどれくらいできていたかをスタッフが評価します。
    ↓
親子ロールプレイ・・・モデリングで示した適切な行動を、今度は親子で繰り返し練習します。
    ↓
フィードバック・・ロールプレイで行った行動がどれくらいできていたかを保護者の方が評価します。
    ↓
ホームワーク・・・練習したスキルを家庭と集団生活で使ってみます。

 

個別指導を週1回のペースで30回実施します。さらに,月に1回程度集団での実践があります。

 

<実施内容>

以下のような内容となる予定です。参加者に合わせて,若干の変更があります。

上手なあいさつ(お友達に気持ちよく挨拶して,仲良くなるきっかけをつかむ練習をします)

上手な聞き方(お友達の話を聞くコツを練習します)

上手な話し方(順番に話す,話題を選んで話すなど,会話の基本スキルを練習します)

あたたかい言葉かけ(すごいねと誉めたり,ありがとうと感謝することを練習します)

上手な頼み方(助けてもらいたいときに,上手に頼みごとをするコツを練習します)

上手な断り方(無理なお願いやいやがらせを上手に断るコツを練習します)

感情のコントロール法(すぐに怒らず,自分を抑える方法を練習します) 

相手の気持ちを想像する(漫画を使って,トラブルが起こる場面で気持ちの想像の練習をします)など

 

参加資格

開始時に,自閉スペクトラム症の診断を受けている小学校3-6年生,中学生1−2年のお子さん。

言葉をつかったやり取りが可能で,平均的な学力をもっている方。

親子で参加出来る方。

学校での行動観察の許可が得られる可能性のある方。

通院中の方は,主治医の許可が必要です。

30回程度参加出来る方(約1年間)。その後,半年後,1年後のアセスメントに参加できる方

開始前に,事前面接(アセスメント)を行い,参加可能か判断いたします。

 

日時

2018年4月以降に実施します。日時は,ご都合をお伺いします

1回あたり60-90分

 

場所

関西学院大学文学部 総合心理科学科 実験室

〒662-8501 兵庫県西宮市上ヶ原一番町1-155

 

費用

研究参加になりますので,無料です。

 

研究倫理について

参加は自由意志で,そのときの状態でいつでも辞めることができます。

得られた結果については,個人名などは一切公表されませんが,数値化され,学会などで報告されます。

関西学院大学「人を対象とする医学系研究」倫理委員会の承認を受けています。

 

連絡先・参加方法

参加希望やご質問は,下記までご連絡下さい。

E-mail: caslstudies@gmail.com

TEL 080-1361-9039

 

トレーナー

有光興記(関西学院大学 文学部 総合心理科学科・教授)

本学心理科学科 院生,学部生(サブ・トレーナー)

ボランティアスタッフ